こんにちは、江東区 住吉 なかの杜接骨院です。
今日はマッサージの時間についてお話しします。
タイトルにも書いたように長時間のマッサージは効果あるのか?
ということ。
結論から言うと、、、
効果はありません!
むしろ逆効果と言っていいでしょう。
もちろんリラクゼーションとして受けるのであれば問題ありません。
長い時間揉んで貰えば満足感はありますから。
しかし、治療と言う面から見ればあまり良くはないのです!
理由としては
①血液に限りがある
人体の血液は約5リットル程度しかありません。少ない血液をぐるぐる回して栄養しているのですが、実は筋肉に供給される血液は驚くほど限られています。
心臓から出た血液がどこで使われているのかというと
脳 15%
心臓 5%
肝臓・消化器 30%
腎臓 20%
骨格筋 20%
その他 20%
筋肉では人体の約20%程度しか使われていないのです。
骨格筋(いわゆる普通の筋肉)は全部でおよそ400程度あると言われています。
1分間に1リットル程度の血液が400もの筋肉に行き届くわけですから、1つの筋肉に平均2.5ccの血液しか届かない計算になります。
血流障害を起こし、痛みが起きている筋肉や、機能が低下している筋肉に血流を集中させる必要があるのです。
しかし、全身に長時間のマッサージを施すとどうなるでしょうか?
血流が不足している筋肉を差し置いて、必要でない部位に血液を回してしまう事になるのです。
つまり、治療の効果がかえって下がってしまう可能性があるのです。
② 処理できる疲労物質の量に限りがある
外傷でない限り、ほとんどの患者さまは、少しずつ疲労をためて行って筋肉が硬くなり、どこかのタイミングで痛みを発症しています。
つまり、筋肉には、発症よりかなり前から蓄積した疲労物質が溜まっているのです。
長時間マッサージをすると、大量の疲労物質が血中に放出され、そのままうまく処理されず、期待したほどの効果が出ない事が多いのです。
③ 長時間マッサージするとヘロヘロになる
深部に到達する深い刺激を全身に行うと、刺激過多となり、リバウンドや揉み返しが起きるリスクが高まります。
それを起こさないためには、浅い治療をするしかなくなり、治療の効果が落ちてしまう結果に繋がります。
つまり、治療は量より質なのです。
なかの杜接骨院では、痛みの出ない身体を目指した根本治療を行なっております。
もし、どんなに長いマッサージを受けてもすぐに元に戻ってしまう方、思ったほどの効果を得られない方、
一度お気軽にご相談ください!