こんにちは、江東区 住吉 なかの杜接骨院の荒川です!
本日は『トリガーポイント』についてお話します。
皆さんはトリガーポイントという言葉はご存知でしょうか?
トリガー(引き金)ポイント(痛みの場所)
つまり痛みを引き起こす筋肉の硬さのことです。
もちろん痛みは全て筋肉によるものではありません。
例えば
①外傷(骨折、靱帯損傷の明らかなもの)
②内臓疾患(虚血性心疾患、消化器潰瘍、胆のう疾患)
③感染症
④悪性腫瘍など
これらのように炎症による痛みも考えられます。
上記の場合は病院で検査をすると見つかります。
しかし腰が痛くなったり首が痛い場合に病院で検査をしても
「骨に異常がありません。安静にして下さい」
と言われることもしばしばあります。
痛みがあって困り果てて足を運んだのに何もしてもらえなかった。
このような場合唯一診ていない所があります。
それが筋肉です。
病院には筋肉科がありませんので、筋肉のスペシャリストはほとんどいないと思っています。
つまりそこに痛みの原因がある場合は「原因不明」になってしまうのです!
トリガーポイントがどのようにできるのか?
筋肉は縮むことが仕事です。
この縮む事には大きく分けて3種類あります。
たとえば、上腕二頭筋(二の腕の筋肉)の場合
・肘を曲げて重いものを持ち上げる動作(求心性収縮)
・重いものを下に降ろす動作(遠心性収縮)
・重いものを持ち続ける動作(求心性収縮)
いずれかの動作を繰り返すことで筋肉の中にしこりができてしまいます。
このしこりにさらに負担がかかると筋肉は血流が悪くなり内部で酸欠という状態になります。
この酸欠状態が大問題なのです。
筋肉も細胞なので酸素がないと機能しづらくなっていきます。
そうすると筋肉の内部に痛みの物質が蓄積してそれが脳に信号を送り
痛みが発生していきます。
トリガーポイントの治療効果
トリガーポイント治療は痛みがある場所だけではなく痛みの原因になっている筋肉にも治療を行っていく必要があります。
たとえば腰痛があるとします。
腰の背骨に近いところに痛みがあっても、お腹側の筋肉が硬くなり血流が悪くなっていると腰に痛みを引き起こします。これを関連痛と言います。
この関連痛を引き起こしている原因(真の治療ポイント)を治療する必要があります。
痛みの本当の原因にマッサージや電気を使った治療を行う事で確実に効果を出すことができます。
血液の循環を改善して酸欠状態を解消することが目的です。
よく分からないけど行ったら楽になるという治療ではなく、なぜ痛くなっているのか?
なぜ治るのか?ここを理解して頂くことも治療の効果に影響が出ます。
なかの杜接骨院では、このトリガーポイントを探り、根本からアプローチをかけ治療を行っています。
長く続く痛みでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。