背中の痛みの原因は? 対処法や背中の痛みを感じる疾患についてもご紹介!

日常生活で多くの人が経験する背中の痛み。就業中に背中の痛みを感じると、集中力が途切れて作業の妨げになります。背中の痛みには、さまざまな原因があります。
今回は背中の痛みの原因と対処法について解説します。

日常生活で起こる背中の痛みの原因とは

背中の痛みの原因

日常生活で日々行っている習慣が、背中の痛みの原因につながります。まず、長時間のパソコン作業や立ち仕事に中腰など、長い間同じ姿勢でいることが背中の痛みの原因になります。無理な姿勢を長く続けることによって、背中の筋肉が緊張してしまいます。それから疲労して血行が悪くなり、痛みやこりといった症状として現れます。

また、背中の痛みの原因として多いのが肩こりによる痛みです。その肩こりという名前から、肩だけの症状として考えがちですが背中や肩、首の筋肉疲労のことを言います。そのほかの原因には、急な運動や過剰な運動が挙げられます。急な運動や、過剰な運動をすると筋肉が疲労します。緊張を強いられた筋肉によって背中の痛みを引き起こします。

背中の痛みの対処方法

ここでは、背中の痛みの対処方法を紹介します。まず、運動不足の人は身体の負担が少ない軽い運動を少しずつでも取り入れてみましょう。ウォーキングは、道具も不必要ですぐに始められます。そのウォーキングも正しい姿勢を意識して行うのがポイントです。

歩く前にまず、正しい姿勢を覚えましょう。正しい姿勢といえば、背骨をピンと伸ばして胸を張った姿勢だと考えますが、実は背骨は緩やかにS字を描いているのが正しい配置です。この正しいポジションが難しいのです。そこで背中を壁につけて正しい立ち方を確認しましょう。正しい姿勢には腹筋が必要です。ここでは確認する項目を紹介します。

  • 壁にかかと、お尻、背中、頭をつける。
  • かかとはしっかりと揃える。つま先の間は握りこぶし1つ分ほどあける。
  • 両ひざを軽くつける
  • お尻を壁につける。
  • 両肩をしっかりと壁につける。
  • 頭を壁につける。顎を引いて目線はまっすぐ。伏し目にならないようにする。

両ひざを軽くつけたときに、つき過ぎればX脚、つかなければO脚です。お尻を壁につけたときに、壁と腰の間の隙間が多く空いているなら反り腰の可能性があります。この、正しい姿勢には腹筋を使うので実際に上記の姿勢を試してみると腹筋を使っている感覚があります。

そして、間違った歩き方をしていないかも確認しましょう。間違った歩き方の確認項目は以下の通りです。

  • かかとから着地できているか
  • 重心が後ろになっていないか
  • 反り腰になっていないか
  • 両手がだらりと垂れてはいないか、腕振りはできているか
  • 猫背になって、前かがみではないか

せっかくウォーキングをしていても、間違った姿勢で続けていれば身体の痛みが予防できるどころかトラブルが起こしてしまう可能性もあります。姿勢に気をつけて正しくウォーキングを行いましょう。

背中の痛みを感じる疾患

椎間板ヘルニア

ここからは、背中の痛みを感じる疾患を紹介していきます。背中が痛くなる原因のうちの一つに、まず椎間板ヘルニアがあります。こちらは名前を聞いたことのある人も多いでしょう。腰に起こる腰椎椎間板ヘルニアと、首に起こる頸椎椎間板ヘルニアがあります。ヘルニアとは、体内のある臓器がもともとあった位置から出てしまう状態のことを言います。これが椎間板で起こったものを、椎間板ヘルニアと言います。椎間板ヘルニアのよくある原因は、椎間板へ強い圧力がかかることで起こります。

椎間板は10歳ごろからすでに老化が始まりますが、日常的に中腰をしていたり急に重い荷物を持ったりという日常生活での動作がきっかけになることも多くあります。そのため椎間板ヘルニアを予防するには、そういった日常的に腰に負担がかかる動作を減らしていくことが重要です。筋力を強くし、普段から体重の増加に気をつけて栄養バランスの整った食事を摂ることも予防の一つです。

骨粗しょう症

背中に痛みを伴う病気のうちの一つに、骨粗しょう症があります。骨粗しょう症は、骨密度の低下によって骨がすかすかになる病気です。そして、骨折が起こりやすくなります。その原因には加齢や生活習慣、女性ホルモンの低下などが挙げられます。骨粗しょう症の予防には、毎日の食事でカルシウムの摂取を意識することが大切です。しかしそれだけではなく、ビタミンDやビタミンKなどのカルシウムの吸収を助ける栄養も一緒に摂って工夫しましょう。

ビタミンDは、腸からのカルシウム吸収を促します。ビタミンKは、骨へカルシウムを取り込むことを助ける役割があります。このようにカルシウムを摂るにはいろいろな栄養が必要になるため、毎日3回の食事はバランスを考えて摂りましょう。

外傷性頚部症候群(または頸椎捻挫)

外傷性頚部症候群(または頸椎捻挫)とは、首が鞭打ったように過度にしなり、重い頭部が振り動かされた結果起こる首の捻挫です。主に交通事故などで首に強い力がかかったときに起こります。人間の重い頭部が事故などによる衝撃で強く揺さぶられると、頭を支えていた首に強い負担がかかってしまいます。症状には、首の痛みだけではなく頭痛やめまい、手先のしびれなどが出ることがあります。治療法としては、痛み止めの処方や神経ブロック注射などがあります。

接骨院とはどんなところ?

ここからは、接骨院について解説をします。接骨院は、柔道整復師という国家資格を持った資格者が施術を行います。柔道整復師は、医者ではないので薬の処方や注射を打つことはできません。柔道整復師は教育中に外科学や整形外科、解剖学などを学びます。

そして、接骨院では人が自分で治す力(自然治癒力)を柔道整復師の施術によって最大限に引き出して、回復を早めることが目的です。痛みを取りたいときや、身体のメンテナンスをしたいと思ったときに利用してください。

まとめ

背中の痛みにはいろいろな原因があることが分かりました。解説したように、普段の生活習慣で予防をしていくこともできますので、つらい痛みを引き起こさないためにもしっかりと習慣づけてください。

もし予防をしていてもどうしても痛みが取れない場合は、「なかの社接骨院」までお越しください。あなたの背中の痛みが解消できるように努めさせていただきます。

 

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