生活に支障をきたす腰痛はなぜ発症してしまうのか?

生活に支障をきたす腰痛はなぜ発症してしまうのか?

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生活に支障をきたす腰痛はなぜ発症してしまうのか?


若い方から高齢者まで、非常に多くの方が悩まされている病気である「腰痛」ですが、なぜ発症してしまうのでしょうか。発症の原因が分かっていれば予防もできますので、理解するということはとても大切です。今回は腰痛について、その原因や種類などご紹介いたします。

腰痛とは

腰痛とはその名の通り、腰周辺に痛みを感じる症状のことです。男女に関わらず悩まされている方が非常に多い症状で、特に男性は最も多い傾向にあります。たいていの方は発症してから6週間ほどで完治しますが、腰痛の中にはいくつかの種類があるため、場合によっては慢性的に症状を抱えてしまうケースもあります。発症するタイミングとしては20代をはじめ、40代以上になると高確率で完治せずに症状を抱え続けてしまっています。

腰という部位は、腰椎という骨が5つ存在しており、それがブロックのように積み重なって構成されています。歩行など身体を動かす要であったり、身体を支える役割であったり、内臓や神経を保護したりなど、たった5つの骨が生命活動を維持するためにはなくてはならない、とても重要な部位なのです。

生活する中で機能しないタイミングがないほどに重要な部位のため、痛みや炎症を起こしてしまうと非常につらさを感じます。歩いているときや座っているときはもちろん、寝ているときでさえ腰には何らかの力が加わることになりますので、もしも腰痛を発症してしまった場合には早急に改善しなければなりません。

腰痛の原因

腰痛になる理由ですが、腰の構造にそのヒントが隠されています。人間の身体は、首からお尻にかけて、先述の腰椎を含む「脊柱」といういわゆる背骨が通っています。頚椎、胸椎、腰椎の3種類で構成され、それぞれの骨の隙間にはクッション材の役割を担う「椎間板」が挟まっているのです。この脊柱は正面から見ると真っ直ぐしていますが、横から見るとS字型のカーブを描いており、このカーブと椎間板が衝撃を吸収することで身体へのダメージを最小限に抑えています。

しかし、椎間板は年齢を重ねていく中で徐々に衰えてしまうものです。衰えによって椎間板のクッションが失われてしまい、衝撃の吸収率が減少してしまうため腰へのダメージが抑え切れなくなり、炎症などを発症してしまうのです。

このように老化による腰痛は誰にでも起こることですが、発症の原因はそのほかにもあります。例えば「姿勢の悪さ」です。猫背などのように前かがみの姿勢を長時間続けて腰の筋肉に負荷をかけてしまうことも腰痛の原因となります。また、重いものを持ち上げたり激しくひねったりするといった過度な運動や動作も原因となる可能性が高いです。

腰痛の種類

腰痛といっても、痛みや原因によっていくつかの種類に分類されます。椎間板ヘルニアは非常によく知られた腰痛の種類かと思いますが、そのほかについても挙げてみましょう。

慢性筋肉性腰痛症

いわゆる一般的に腰痛と呼ばれる症状は、この「慢性筋肉性腰痛症」のことを指します。腰周辺の筋肉や靭帯に疲労が溜まることで発症し、軽度であれば早い段階で症状は治まりますが、疲労が蓄積されてしまうと慢性的に痛みを感じるようになります。

椎間板ヘルニア

腰痛の中でも代表格ともいえる症状ではないでしょうか。脊椎の各骨の間に挟まれている椎間板が何らかの衝撃や強い力によってヒビが入り、はみ出した中身によって神経が圧迫されることで激痛を感じるようになります。その痛みは腰だけに留まらず、お尻や足にかけてしびれなどの症状も引き起こします。

ぎっくり腰

腰に急激な力を加えたときに発症する病気です。腰を曲げない姿勢から重い荷物を持ち上げたり、準備運動をせずに激しい運動をしたりして腰に負担が加わってしまうことなどが原因として挙げられます。老化などにより腰の耐久力が弱まっている状態で力が加わったことがきっかけの場合、あるいは椎間板や腰椎などが捻挫や損傷した場合のいずれかが直接的な原因です。

腰部脊柱管狭窄症

あまり聞いたことがない病名かと思いますが、40代以上の男女で多く見受けられる腰痛の病気です。腰椎を含む脊柱には脊柱管という管があり、その中を神経が通っているのですが、先天的な問題または老化により脊柱管が狭くなってしまうことで、神経が圧迫され痛みを引き起こします。背筋を伸ばした状態や、真っ直ぐ立っている状態で特に症状が見受けられ、悪化した場合には背筋を丸めていないと眠れないほどの痛みやしびれが起きます。

腰痛を解消する方法

腰痛を解消する方法には、栄養補給、ストレッチ、患部への働きかけという3つの対処法が挙げられます。まずは栄養補給ですが、筋肉の疲労を和らげる効果のあるビタミンBや、血行を促進するビタミンEにはじまり、骨を強くさせるカルシウムや筋肉強化につながるタンパク質を重視して摂取するといいでしょう。

ストレッチは、背筋や腹筋を重点的に鍛えることによって腰痛になりにくい身体を作ります。痛みを無視して行うとかえって悪化させてしまう可能性もありますので、無理のない範囲で徐々に鍛えることをおすすめします。

また、痛みを感じている患部に対して、急な痛みであれば冷やし、慢性的な痛みであれば温めると効果があります。急な痛みの場合はたいてい炎症を起こしているため、冷やすことで痛みを緩和させることが多く、慢性的であれば温めることで血行の促進ができるというわけです。

まとめ

腰痛の原因は、姿勢の悪さと急激な負荷によるものがほとんどです。老化によってどうしても避けられない部分もありますが、正しい姿勢を意識することと、腰に負担をかけるような動作に注意することで予防は可能です。もしもいま腰痛に悩まれている方は、「なかの杜接骨院」にお越しください。施術によって痛みの緩和をサポートいたします。

 

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