背骨の歪みがもたらす問題
背骨が歪むとは?
背骨が歪んでいる状態とは、本来まっすぐの背骨が前後左右のどちらかに歪んでいることを指しています。デスクワークや家事などで長時間傾けたり、前かがみの姿勢を取り続けていると、気付かないうち背骨はどんどん歪んでいきます。また背骨が歪んでいると、骨盤も一緒に歪んでいることがほとんどです。背骨や骨盤が歪むと内臓や神経が圧迫され、さまざまな身体のトラブルを引き起こす原因となります。
背骨が歪む原因は?
背骨が歪む原因は、なんといっても普段の生活での姿勢です。姿勢が悪いと首や肩、背中、腰に負担がかかりますので、どんどん背骨が歪んでいくことになります。普段やってしまいがちな背骨を歪める姿勢について、いくつか紹介します。
頬杖をつく
片方の肘をデスクについて顎を支えるような頬杖をつく姿勢をとっているときは、片側に体重がかかることで背骨は大きく歪んでいます。同時に骨盤や肩、顔の位置も歪んでしまいますので、長時間頬杖をつく姿勢をとるのはやめておきましょう。
足を組む
左右どちらかの足を組んでいる姿勢のときも、背骨は大きく歪んでいます。定期的に足を組み替えたとしても背骨が歪んでいることに変わりはありません。また足を組むことは骨盤の歪みや圧迫を引き起こしています。楽な姿勢かもしれませんが、あまり長時間足を組むことは控えた方が賢明です。
横座り
両足を横に向けた横座りは、背骨と骨盤の両方を歪めた座り方で、女性の座り方の中で最も姿勢の悪い座り方になります。畳や床に座る生活をしている人に多いので、できれば椅子などに腰掛ける生活に切り替えることが理想です。
モデル立ち
「片足に極端に重心を乗せて立つ」「足をクロスして立つ」「片側の足を前に出して立つ」などのモデル立ちも背骨が歪む原因となります。これもやはり骨盤も一緒に歪んでいる姿勢ですが、腰骨の高さが違うことで骨盤の歪みに気付くことも多いです。
背骨の歪みがもたらす影響は?
背骨が歪むことで身体にどのような影響が及ぶのでしょうか。妊婦さんの場合、背骨の歪みから姿勢が悪くなることで子宮の位置がずれ、お腹の中の赤ちゃんに負荷がかかってしまうことが考えられます。正常な位置の子宮は、妊婦さんのお腹に対してまっすぐで丸い形をしており、赤ちゃんが膝を曲げ、背中や首を丸めた楽な姿勢を取りやすい空間となっています。
しかし、子宮の位置がずれると赤ちゃんが楽な姿勢を取りづらくなり、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼしてしまいます。正常ではない子宮の中で育った赤ちゃんはストレスが多くなることで、逆子になりやすい場合や生まれてからも夜泣きがひどいなど精神的に不安定になりやすくなるといった心配があります。さらに背骨が歪むことで子宮の位置がずれると、難産になるリスクが増加します。正常な子宮で楽な姿勢を取っている赤ちゃんは、頭を旋回させながらスムーズに子宮から外へ出ることができます。しかし、子宮の位置がずれていると産道が硬くなるといったトラブルを引き起こし、旋回異常となり大変な出産になりやすくなることが考えられます。このように背骨が歪むことは母体の健康だけではなく、赤ちゃんの健康や発育にも影響を及ぼします。正常な出産を行うためにも、妊婦さんの背骨の歪みには充分気を付けていただきたいです。
マタニティー整体で背骨の歪みを解消
背骨の歪みを解消するには正しい姿勢をキープし続けることが大切ですが、妊娠中はホルモンバランスやお腹の重みの影響で、どうしても背骨が歪みやすくなります。マタニティー整体は妊婦さんのための整体であり、妊婦さんの身体の不調を改善する方法として注目され、背骨の歪みの解消にも期待できます。「妊娠の辛さから解放されたい」「背骨や骨盤の歪みを解消したい」という方は、当院のマタニティー整体をぜひ一度お試しください。